2019年03月20日

おげんきですか

移転しました。
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2006年12月20日

鼓童   2006.12.19

 満員の厚生年金会館、思いっきり拍手をして、手のひらが痛くなる。
10人の飲み仲間たちと、満員のフアンと、鼓童の演技に酔いしれる一夜。
  
    聴けば楽しや 今年も 君の 大太鼓
 
 18年前の夏、私はひとり佐渡島に向かった。
一年分の有給を使って、1週間の「鼓童塾」に参加する為である。
全国から集まった太鼓好きの仲間たちと合宿所に泊り込み、
小学校の体育館で、一日中太鼓を打った。

 曲は「屋台囃子」
「大太鼓」 「三宅」(三宅島の祭り太鼓)とともに、鼓童のオハコの演目である。

 毎年12月初旬、秩父の街は伝統の祭りに賑わう。
各町内から引き出されて神社に向かう屋台には、笛や締め大鼓の囃し方が陣取り
太鼓はその床下、車輪の横のわずかな空間に押し込められて
幕に隠されて見物衆の目には触れない。
 男が膝突きで入り込むのがヤットの低い天井の下で、まともに撥はさばけない。
横置きに据えた太鼓の胴の下に下半身を潜り込ませ、全身を仰向けに横たえたまま撥を振る。
 屋台が通りの曲がり角に差し掛かると、
びっしりと敷き詰めた割り竹の上ですべらせながらその場で向きを替える。
 このときとばかりに、綱を引く町衆を励ますかのように締め太鼓が急テンポのリズムをうつ。
それに呼応して床下の太鼓が力をこめて打つ。
 
 その年の暮れ見物に出かけた秩父の夜祭りで、
始めて「屋台ばやし」の原型を知ったのだが、
この夏の日にはそんな由来も詳しくは知らず、ただ夢中で打った。
 5日目ぐらいになると、しりの皮がむけはじめ、
風呂へ入ると、おしりと両手がしみて痛かった。

 このとき5人ぐらいの団員が指導してくれたのだが、
その棟梁が藤本吉利さんであった。
そもそも「鼓童塾」へ行く気になったのは、藤本さんの大太鼓を見たからだった。
塾生たちは、藤本さんを校長先生と呼んだ。
今も私は彼を「校長」と呼ぶ。

 校長の撥さばきは最高である。
その波動、そのうねり。
誰にもまねが出来ない。
音の大きさや、力強さで、彼を越えるものが出たとしても、
美しさと、艶やかさで彼をしのぐ者はいない、
今のところ。
おそらくはこれからも。
 それでいい。
技とか、道とか、にはその人だけのものがあるのだ。

 今年も「鼓童」に酔った。
校長健在、に心が躍った。
毎年のことながら、これで新しい年を迎えることが出来る。

鼓童の皆さん、
校長、
 よいお年を!

    
      全身全霊 競いて打つや 年の暮れ

                             鼓ん童    





鼓童     http://www.kodo.or.jp

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2006年12月18日

ちゃお農園鍬納め 2006.12.14

 きのう(13日)一日のんびりと153号線、20号線を走って、暗くなってちゃおくんちへ着いた。
泉郷の温泉で、しっかり疲れを癒す。

 朝寝坊をして、畑へ向かう道すがら、見上げる甲斐駒がいつもながら雄大だ。





  今年最後の収穫、残った大根10本、白菜15ヶ。
 この一年の感謝をこめて後片付けである。  

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2006年12月18日

おぉ、雪山! 2006.12.15

 昨夜、”下り坂”の天気予報に、今回は寄り道なしで帰るつもりでいたが、目を覚ますとなんと雑木林に朝陽が射している。
 ふた晩お世話になったちゃおくんちの掃除をし、荷物を積み、水抜きをしと、のんびりやっていると昼近くになる。折角だから、ちょっとドライブをしよう。
 
  「八ヶ岳倶楽部」で昼食。おいしいカレー。
ステージで開催中の、ガラス工芸の作品に目を見張る。
 かみさんは、イギリス製のテーブルクロスをもとめる。
いつものの衝動買いである。なかなかいい柄だ。

 高原大橋の絶景を見ながら、サンメドウズ・スキー場へ。
冬(農閑期)はスキーのインストラクターをしている浅川ジュニアを訪ねたが、今日はお休み。
 美しヶ森から見上げる山々がすばらしい。
昨夜の雨が、山では雪、今ごろこの新雪の山が、一番美しい。



 茅が岳のむこうに、うっすらと富士も浮かんでいる。



  帰り道、伊那路から見上げる中央アルプス、木曽の山やま。



  南アルプス。 あれは塩見か、赤石か。




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2006年12月06日

目指すはモンテカルロ 2006.11.25 SUT

 このアドベンチャーは、一通のメールから始まった。
いわく
 「コンチネンタル航空の切符が2枚あります、
おじさん、おばさん、お使いになりませんか」
 
 今ヒューストンという街の会社に勤める甥っ子のしんちゃんとは、
もう何年も会ってない。
幼少のころ、夏休みに名古屋へ来て、
模型の電車で「せんりおかぁ、千里丘です」と遊んでいた面影が記憶にある。

 そのしんちゃんから思いがけない丁重な申し出、
これは乗らないわけにいかない。
当初、しんちゃんは「まぁ、ヒューストンで2・3泊、NASAを見学してびっくり」
ぐらいのコースを想定していたのだろうが、
気の多いおじさんが自分の歳もわきまえず、
「グランドキャニョンへ行きたい」などと一言漏らしたばっかりに、
しんちゃんの苦労が始まった。

 とうのおじさんは、この時点で、ヒューストンがどこにある街で、
グランドキャニョンがアメリカのどの辺りにあるのか、
ぜんぜん知らずに申していたのだ。

 律儀なしんちゃんは、おじさんのこの無茶とも言える希望をかなえてやろうと、
仕事そっちのけで(察するところ)インターネットを走り回り、ホテルを探し、
ツアー会社と交渉し、と旅行代理店顔負けの努力で、完璧なスケジュールを組み、
毎日1・2回メールをくれたのである。

 その間、おじさんもなんにもしないでいたわけではもちろんない。
まず丸善へ飛び込んで、「新個人旅行・アメリカ西海岸」を買った。
この本は後日ベガスを攻略するに大いに役立った。
グランドキャニョンに関しては、新ちゃんがメール添付で送ってくれた、
「地球の歩き方」のほうが詳しかった。

 おばさんはというと、こちらも5日間の必要衣料のリストを起こし、
いかに小さくパッキングできるか研究に没頭していた。
東京へ出た帰り、妹の旅行かばんを借りてきた。
名古屋駅のコンコースを引いて歩くと、ガラガラ音がした。
9階の東急ハンズの金物売り場へ寄って、キャスターを探した。
ピッタシ同じものがあった、さすがハンズさん、とあらためて感心した。

 いつも世話になる須崎トヨペットさんに飛び込んで、グラインダーで
ゴムの外れたキャスターを切り落としてもらい、
ステンレス用のドリルビットを買って、1日がかりで取り付けた。
このくらいのことはまだおじさんにも出来る。

 出発の25日が近づくにつれ、不安が頭をもたげた。
うまく言葉が通じるだろうか、
ちゃんと料理を注文できるだろうか、
15時間に及ぶ飛行機の時間を我慢できるだろうか・・・

 ともあれ、しんちゃんのメールに励まされ、例によって何とかなるさ精神で
ついに今日、これも初体験の成田空港に立った!

 以下、アメリカ珍道中の報告であります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 いざアメリカへ!
まず目指すは、ラスベガス・モンテカルロホテルである。

11月25日 5:10pm 東京国際空港発 コンチネンタル航空 CO6便 

 あんずるより生むが易し、12時間のフライトも何とか暇つぶしが出来るものだ。
丸善でいっしょに買った「梅里雪山・十七人の友を探して」もちょっと読めた。
中のすばらしい写真を見ているほうが多かったが。

 ずっと続いていた雲が切れると、雪の山があった、巨大な川が蛇行していた。
え!アメリカ?!




 
 11月25日 1:50pm 時差15時間 Houston Bush国際空港着
 乗り継ぎのヒューストン空港でロビーに出ると、なんとうれしいことにしんちゃんが手を振っている。
同じ飛行機で出張に来た後輩を迎えに来たつぃでに、
空港当局に交渉して中へ入れてもらったという。

 元気そうである。
子供のころの面影はそのままだが、ぐっとたくましい男になってにこにこ迎えてくれた。
荷物の積み替えなどずっと付き添ってくれた。
だが余り時間がない、彼も仕事中だ。

 あまりのうれしさと、忙しさに、一緒に記念写真をとるのも忘れていた。



 次は3時間23分のフライト。
機内はぐっとローカルである。
もう日本語アナウンスもない。

11月25日 5:43pm Las Vegas,NV空港着

 夕ぐれの空港から、タクシー。
「プリーズ、モンテカルロ」と一言。
「モンテカルロ、オーケー」と鼻歌を歌いながら走り出す。

 ホテルの玄関を入ってカウンターを探す。
広いロビーのすぐ向こうにカジノが見える。

 おぉ!ラスベガス。



  

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2006年12月06日

一穫千金 2006.11.26 SUN

 3時ごろ目がさめて外を見下ろすと、なんと昨夜の雑踏そのままに、ライトアップのホテルと、人並みと、音楽と、まさにベガスは不夜城、と実感する。

 うとうととして、7時。快晴の朝日の下、もう工事現場のクレーン、ダンプカーが動き回っている。
突貫工事もいいところ、この窓から見えるだけでも10数棟、どでかいホテルが建設中である。





 今日はゆっくりベガス遊覧。
まずはメインストリートThe Strip を南から北へ歩く。
それにしても荒野に出来たこの巨大な街が、ただ遊ぶ為だけにあるという、このたたずまいの特異さ。
 ホテルというホテル、ビルというビル、一歩入ると例外なくすべてカジノ。そしてショッピングモール。



 Tシャツで闊歩する大男がいれば、真っ赤なダウンのねぇちゃんもいる。
彼女の後ろにエッフェル塔が、正確にはエッフェル塔の1/2レプリカが見える。



 Parisというホテルのエッフェル塔へ、まずはおのぼりさん。



 見下ろすとここも建築現場。



 ストリップを見下ろすとシーザースパレスのプールの幾何学模様。



 ここで毎夜7時、日替わりの噴水ショーが始まる。池の周りは人で埋まる。



 塔を降りたホテルのフロアは、カジノ、フレンチCafe、そしてショッピングモール。
3階くらいのぶち抜き天井に夕焼け雲のカラリング。
そう、ここは24時間眠ることのないパリの歓楽街です。



 モンテカルロへかえって、いよいよわが人生最初で最後の大ばくち。
まず一番でっかくて、1、436,078$の掛け金が表示された台に挑戦。
あっけなく敗退。
隣の台にずーと座りっぱなしのおじさんがいます。
彼はいつか140万ドルを手にするのだろうか。



 ステージにどーんとベンツを飾った台があります。
よし、このベンツを取って、今日のお礼にしんちゃんに進呈しよう、と
いきごんだのですが、
でも取れませんでした。
しんちゃん、ごめん。



 ベガスはおもしろい。
この街は不夜城だ。
豪華で、スリリングで、誰にもチャンスがある。

 でもきりがないなぁ。  

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2006年12月06日

いざグランドキャニョンへ 2006.11.27 MON

 カジノへ降りてバフェで朝食、スロットルの前を通ってももうやるきはおきない。
いったんチェックアウトを済ませ、荷物を預けてツアーのバスに乗る。

 ラスベガス空港 12時40分発 20人乗りセスナ
 



 フーバーダム上空を旋回、ダム本体は小さいが、ダム湖は広大だ。



 グランドキャニョン空港 3時54分 着陸
バスでロッジへ向かう。
途中、ポイントへ立ち寄って、おぉ!グランドキャニョンだぁ!!!

 久恋のグランドキャニョン、世界八大景観の雄が目の前に広がる。







 5時 Maswik Logde 着
林の中に、6部屋づつのロッジが10数棟、ゆったり建っている。
日本からの新婚さんも数組ご滞在のようだ。
乗用車が数台、国内からは車で登ってくるのだろう。
夕食は、センターロッジでバイキング。  

2006年12月06日

雪のグランドキャニョン 2006.11.28 TUE

 時差の影響だろうか、4時ごろ目がさめてしまい、星を見ようとカーテンを開けるとテラスに白いものが舞っていた。
 やったぁ!雪のグランドキャニョンだ。
 6時、サンライズツアーのバスでHopi Pointへ。

 

 一度ロッジへ戻り、ブライトエンジェルロッジのバフェで朝食、そのままグランドキャニョンめぐりのシャトルバスに乗る。

 グランドキャニョン国立公園内には3本のルートにシャトルバスが15分おきに運行されている。
まずは、南の端、Yaki Pointへ。





 引き返すバスの運転手が愉快な男で、口笛を吹きながらでっかい身体をゆすっている。
つられてこちらも、リュックの底から、ハーモニカを取り出して、応じる。
「Red River Valley」を吹くと、それはテキサスの歌だよ、と笑っている。
え、レッドリバーってコロラドのことじゃなかったっけ。



 Pipe Creek Vistaで途中下車して、Rim Trailに挑戦。とはいえ舗装されていて、景観を楽しみながらゆっくり歩ける。
 思いつくままアメリカの歌を吹き鳴らしながら歩く。
  ♪シェナンドー河、テキサスの黄色いバラ、シェーンのテーマ、
   ♪大きな古時計、静かな湖畔で、峠の我が家、山の端に月昇るころ
    ♪、スワニー、オブラディオブラダ、カントリーロード、      
 そして、上を向いて歩こう・・・・・・

 かみさん笑いなfがら前を歩いている。
 じつは、かみさん用のスケッチセットをザックに入れてきたのだが、この旅の間とうとう一度も取り出すことはなかった。



 ロッジで昼食のあと、今度は北行きのシャトルバスで、Hermits Restを目指す。
Pima Pointで降りて、最後の1,8キロはRim Trailを歩く。
ところがどっこい、朝のPipe Creekと違って、今度は正真正銘の山道、右側はすっぱり1000メートルの断崖だ。
幅1メートルもないこの道で足を滑らせれば、数分後にはコロラド川に浮かぶだろう。
この世に未練があるわけでもないが、しんちゃんに迷惑がかかる、
 ここはハーモニカどころではない。
息をつめて歩く。









 Hermits Pointではでっかい石組みの暖炉で暖まる。どこかインディアンの面影がある建物だ。
帰りのバスでブライトエンジェルロッジに近づくと、グランドキャニョン鉄道がちょうど入ってきたところだ。



 見晴らしのいいロッジで、コーヒーブレイク。
まだ3時半、こんどは谷の下から見上げてみようと、ブライトエンジェルトレイルに挑戦。
とはいえ、途中のインディアンガーデンまででも1日ハイクコース。
人気のミュー(驢馬)ツアーは1年前から予約満杯だそうな。
 とりあえず気の向くままに歩き出す。
ミューの一隊にすれ違う。



 なんと、体長2メートルもありそうな見事な牡鹿に遭遇!!




 ロッジのカフェでいただいたグランドキャニョンステーキは、でっかく美味。

今日一日グランドキャニョンを味わい尽くす旅ではあった。



  

2006年12月06日

”O" 2006.11.29 WED

6:30 今朝も2度目のサンライズツァーのバスに乗る。




 


9:30 ロッジの前へ迎えのバスが来る。
10:45 グランドキャニョン空港 発 







 再び降り立ったラスベガスの街はクリスマス一色である。











 ストリップSt.に面したファッション・ショー・ビルのイタリアン『Maggiano』で昼食。

窓の外のWINNの広告塔のビジュアルがなんともすばらしい。




 ショーの開演には少し早いかな、とストリップを散歩していると、いきなり目の前ですごいバスバリトンが響いた。
数人の男たちが「マイクチェック、マイクチェック」とやっている。
回りの様子から、どうやら「シーザースパレス」ホテルの、クリスマスキャンペーンらしい。



 『Mosic』というグループだという。たちまち路上は人でいっぱいになる。

見事なリズムとハーモニーで、クリスマスソングを3曲、拍手と喚声で、突然のパフォーマンスは終わった。
クリスマスはいいなぁ、などと妙なことをいいながら、「ベラッジオ」へ向かう。

 ラスベガスの仕上げは”O"である。
アメリカをとことん味わった旅の締めくくりは、見事なショーである。
すごい!


 まことに、真ちゃんに感謝!!である。







・  

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2006年12月05日

ラスベガス・・・ヒューストン・・・成田 2006.11.30

 ”O"のカーテンコールを横目で見ながらベラージオ・ホテルを飛び出し(といっても玄関まで出るのに5分くらいかかる)、モンテカルロ・ホテルへ向かう。
預けてあったスーツケースとリュックを受け取り、即タクシーに。

 1:15AM CO9416 マッカラン国際空港発
 5:52AM Houston 時差2時間 2時間37分
 10:45AM CO7 Houston発

 雲の切れ間に広大なアメリカ大陸・・・

ミズリー川 ラシュモア山 
荒野 雪の大平原 正確に碁盤の目に仕切られた農地 
サスカチュアン ノースダコタ  エドモントン アンカレッジ ベーリング海 カムチャツカ オホーツク
 日付変更線
北方四島は雲の下  釧路 ・・・・・ 

 
 12月1日  3:45pm  成田 着 14時間
  成田エクスプレスで  東京へ
  新幹線で        名古屋へ
  地下鉄で        野並へ
  バスで         我が家へ 10:30pm着 

 いい旅だった。
 しんちゃんに、あらためて感謝!!

 いま、TVでケビン・コスナー主演の「ワイヤット・アープ」をみながら写真を整理している。
そうだ、この荒野、この森この畑を、この目で見たのだ。
ほんの、象の鼻先に触れた程度かもしれないけれど、
たしかに、アメリカに触れた数十時間だった。

いつものドライブ、これまでの旅とは、ぐんと異質な体験だった。

もうこんな外国旅行をするチャンスは来ないかもしれない。

ほんとうに、よかった。


思い残すことはない。



でも、エベレストへも行ってみたいなぁ。  








   

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2006年11月12日

北八ヶ岳 2006.11.8 WED

 今日も快晴。
木枯らし1号が通り過ぎて、高気圧にすっぽり覆われている。

 朝陽がきらきらと射しこむ林に、ひっそりと立つちゃおくんち。
この小屋ともこれでお別れだ。
 ほんとうにいいキャビンだった。
                       ありがとうちゃおくん!
 
8時30分、ちゃおくんち 出発。
北八つを目指す。




 おとつい歩いた牧場も、晴れわたっている。



 海ノ口高原から松原湖へ。
八ヶ岳の秋は、この地で真っ盛りだ。



 麦草ヒュッテに車を止めさせていただき、苔むす樹林の道を歩き出す。
ずっと 樹林の中の道。



丸山頂上。1時40分 標高2329メートル
なんと樹林の中の頂上から、景色が見えない。
高見石まで下れば、見晴らしがいいことは知っているが、
100メートルを登りかえすのもちょっとしんどい。
パノラマはお預けにして、さっさと下り始める。



ふたたび車に乗って走り出す。
ビューポイントへ差し掛かると車を停めてシャッターを切る。

     蓼科高原。
      車山。
        霧が峰。
            高原ドライブの一日
                           ずーっと 一片の雲もない。
                   すばらしいパノラマ。  




                      純白の 穂高、槍。   
 


                        木曽駒、御岳。         



                        北岳、甲斐駒、仙丈。           



               そして 八ヶ岳   はるかに 富士。       

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2006年11月11日

富士山 2006.11.7 Tue



 快晴である。日本全国お日さまマーク。
からまつの落ち葉をいっぱいかぶったちゃおくんちの屋根にやさしい朝陽が差している。
 三分一湧水からあおぞら農園への道々、甲斐駒が大きくみごとだ。北岳がおそまきながら雪化粧したようだ。



 甲府盆地のかなたに新雪の富士山が輝いている。
5月に「八ヶ岳歩こう会」の皆さんと御坂峠「旧鎌倉往還」を歩いた。
いにしえの街道を歩きながら、いろんな花の名前を教えていただいた。
だが残念ながら、お目当ての富士は雲に隠れたままだった。

 今日は、あの富士山を目指す。
 『凱風富士』と向き合おう。





 御坂峠のトンネルを抜けて、「天下茶屋」の店先に車を停めさせていただく。
大泉のペンション『山旅』のNさんに聞いていたご主人に挨拶。親切に案内していただく。
 『富士には 月見草が よくにあう』
 太宰治の碑を過ぎて旧往還御坂峠を目指す。
30分ぐらい歩いたところで、樹林がぱっと開けた。
「やったぁ、河口湖の富士山だ!」




 絶景を前に、うれしそうに画帳を開いたにわか画伯さん、さて傑作はできましたか。













 茶屋へ降りて夕昏を待つ。
 「雲がないからまぁこんなところだよ」
天下茶屋のご主人の言葉に、帰りの時間が来たことを知った。
こんなにひとつの山に向き合ったのは久しぶりのこと。

 「赤富士」には程遠いが
いいんだ、ほんのり薄紅をさした富士山もすてたもんじゃない。



 帰途、韮崎の「白山温泉」で一日の疲れを癒した。
いい湯だった。  

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2006年11月11日

あおぞら農園 2006.11.6

 泉郷のちゃおくんちのおかげで八ヶ岳の風物に親しむようになって2年になる。
「あおぞら農園」での大根の収穫も2回目だ。



 ところでこの朝、オーナーの浅川さんを訪ねる道で、目の前で交通事故を見てしまった。「冨谷」の信号交差点で右折しようと対向車線に気をとられていると、助手が「あぶない!」と叫んだ。てっきりこちらのことかと、はっとして前方を見たときには、 周りの景色はもう静まっていたが、100メートルほど前方になんか変な格好で黒い軽が止まっている。「左上の農道から、ブレーキもかけんでぶつかってったのよ」
 一回りして現場に近づくと、なるほど白い軽トラが傾いている。通りかかった車の人が電話している。軽の横っ腹は無残にへこんでいる、運転席にうずくまる女性、怪我が軽ければいいのだが。軽トラにシルバーマークが。ブレーキとアクセルのふみ違いだろうか。
 そういえば夕べ19号線瑞浪で、ほんの10台前でこれも無残な正面衝突、30分ほど停められたっけ。二度あることは三度ある、とか。しまっていこう。


 浅川おとうさんの指導で大根の収穫。日当たりのいい畑で無農薬栽培、作り手は素人でも畑は日本一だ。きっとおいしいだろう。白菜はまだ玉が小さい、一度霜に当ててからが良かろうとのことで保留。隣で作業してらした静岡のM.さんに水菜をいただく。Mさんは農園8年の大先輩である。




 この農園は周りの景色も日本一だ、富士山、甲斐駒北岳、振り返れば遥かな高みに八つの盟主赤岳。山好きにはたまらないロケーションなのだ。
だから大根堀りはやめられない。



 農作業は昼で終わり。
久しぶりの八ヶ岳は紅葉真っ盛り。ちょっとドライブ開始。
 高原道路の大橋を渡り切ったところで、「吐龍の滝」の看板発見。ハイキング開始。





 落ち葉に彩られた滝の風情は見事だ。しばらく見入っていたが、ここまでではちょっと物足りない。この東沢をつめてもう少し登ってみよう。







 紅葉はこのあたりが真っ盛り。ふっくら落ち葉が散り敷く登りを一時間、いつの間にか牧場の柵に沿って歩いている。




折から霧が立ち込めて、回りのみとうしは効かないが、この先登れば東沢の赤い橋、右は清泉寮、左は谷を越えて柳生さんのお店らしい。いつもまきば公園から見下ろす牧場を歩いているわけだ。
 もちろん牛はいないが、霧の中に手入れの行き届いた立ち木が美しかった。





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